2008年02月08日

「ろうあ運動 〜53年秋季号〜」

以前、カナカナさまから教えて頂いて興味を持った本がある

今は「MIMI」季刊が発行されているけど
このMIMIの前身となったのが「ろうあ運動」シリーズなのだ

何せ昔の本だから、絶版となっているようで…
”幻の本やなあ…”と思ってたら

何と!地元の手話サークルが保管している本棚にあった!
全部は揃ってないけど…10冊以上はあったぴかぴか(新しい)

意外なとこにあったもんだなぁ
灯台もと暗しだねexclamation×2

速攻、あるだけ全ての「ろうあ運動」借りちゃったるんるん

まずは、53年秋季号「特集:全通研大会の報告から」

200802072205000.jpg

確かに固いけど…面白いぴかぴか(新しい)

最初は、連盟理事や手話通訳者、各地の活動者の随筆から始まるのね
それぞれ考え方が述べてあって興味深かった

特に手話通訳活動は”年中無休24時間勤務”と思っている
ろうあ者の「いつでもどこでも必要な時に」という要求に
応える為には、少なくともこのような気持ちを持つ事が
必要ではないだろうか


思わずうなった…
その手話通訳者は、必要としているろうあ者の存在や
"基本的人権”を守る為という気持ちが活動を支えてると。

こういう深い内容があれでもかこれでもかってたっぷり入ってるぴかぴか(新しい)

静岡で行われた第11回全国手話通訳問題研究集会(全通研)
での内容がたっぷりだ


静岡といえば「松島解雇撤回闘争」が有名だ
それについての詳細が書いてあったので改めて勉強になった

重複障害者の就職問題、老後問題についても書いてあったのだが
目からうろこが落ちた!記事があった

家族がろうあ者なのを不憫に思って甘やかして育てた結果
補聴器を使えばある程度言葉のやり取りは出来るし
読み書きも平均的なろうあ者の水準以上の力を持っている

でも、根気と忍耐が無く、注意にも素直に従わない
人間生活や社会ルールに従う事が出来ない
友達も居なく誰からも相手にされない

基本的な知的能力を備えていても、社会生活のルールに従う事が
出来ない以上は、社会に受け入れられる事はない
そのろうあ者もまた「重い障害者」なのだって…

コミュニケーションが上手く取れない
友達や仲間と仲良く付き合えない
すぐキレて問題を起こす…

現在の問題に通じるものがあるんでないだろうか?

昔の連盟理事長であった大家善一郎さんの「回想」
戦前の聾学校生徒時代の話が載っていて時代の流れを感じる

ところどころに現れる「たつのおとし語」
連盟理事や手話通訳者などのウラ話が面白おかしく書かれていて
これまたいいね〜るんるん

このコラムは復活させて欲しいものだわーい(嬉しい顔)

昭和の風が懐かしくなる本でしたぴかぴか(新しい)
(次回は「54年秋季号 《特集》世界ろうあ者会議から」るんるん

いつになるかなぁ〜お楽しみあれるんるん
posted by ピヨ at 00:01| 福岡 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昭和53年・・・。カナカナはまだ小学だな。
毎日筆談で、先生やクラスメートとやりとりしていた頃だな。
しんどかったなぁ。あの頃は。

ふるい「ろうあ運動」を読んでから「MIMI」を読むと
変わったもの、変わらないものがよーく分かるんだよね。

変わらないものとは・・・・

基本的人権の追求。幸福の追求。
人として当たり前に生きる。

運動。簡単じゃねえ。

そりゃーそうだ。楽だったら運動とは言わないよね。

その運動を続けていくこと。これは変わらないな。

そしてね。

それを少しでもかじったら・・・・・

責任をもって、邁進して行こうということ。


それにしても、「昭和」の運動は熱いな。

そりゃー今でも熱いよ。

でも。



熱い中でより熱い方々が高齢の域に達されている。

老いて益々盛んの方々もいらっしゃる。


最近の傾向として・・・各地で相次ぐ青年部の活動停止の報告があるよな・・・。

そんなんだから、逆ピラミッドが加速しているという訳ね。

今、時代の波として団塊層が活動に帰ってきたことが挙げられるんだな。
「仕事が混み合っていて活動どころではなくって・・申し訳ない」と低姿勢だった方々だ。
そういった方々がどんどん出てきて、中堅・若手としのぎをけずる・・・そういう傾向が各地で出てきているんじゃないかな。

人生経験豊富な方々を前にして若手がますます萎縮してしまう。

これだけは・・・ゼッタイに避けたいね・・。

Posted by カナカナ at 2008年02月08日 19:10
カナカナさま
面白い本を紹介してくれて有難うね!
毎日1冊ずつ電車の中で読んでますよ〜

「ろうあ活動」を読んだらよく分かると思うんだけど
当時は”見える差別”でそれを無くそう!と燃えてたんだなと

今は…中央委員組織部長になって「青年白書2006」を
編集している時に、全国各地からのアンケートを見て感じたのは

今の時代、見えない差別になってるんだなと。
大企業に入れるし車の免許は取れるし、携帯などで連絡も容易
手話に対する偏見は無くなってきてる
でも!差別は完全に消えた訳でなく、まだまだ課題は残ってる…

そして「え?活動?面倒臭〜い!」って自分は動かないけど
でも口だけは人一倍っていう若いろうあ者が多い気がする

実際に昔のような状況を経験しないと自覚出来ないのかも…

逆ビラミット型は、少子高齢化が関係してるんでしょうね
後、インテグレーションの増加かな…

まあ今年はピヨも活動を再開して
まずは手話関連に頑張ってみようと思ってます
(休養もたっぷり堪能出来た事だし〜笑)
Posted by ピヨ at 2008年02月08日 21:29
どういたしまして。

オレもね、この本を先輩から紹介されて知ったんだよ。

これを読んだから、今があると言っても過言じゃないよ。

この「ろうあ運動」も人生を変えた一冊だと思う。うん。

差別の見えない時代か・・・。

ある意味、そうだと実感します。

それと、運動の地域間の格差も開きが大きくなってきている。




口だけ・・・・・。自分もまだまだそうかも。
己の戒めとしてしつかりと受け止めておこう・・。

でも、口であーだこーだ、言う若手も実は、
日常生活で理不尽な思いをしている人はたくさんいる。
身近に何でも気軽に教えて諭してくれたりする先輩がいれば
やっぱり違ってくるんじゃないかな。

Posted by カナカナ at 2008年02月09日 09:17
カナカナさま
この「ろうあ運動」今読み進めていますが
本当に貴重な内容ばかりですね!
是非!復刻させて販売してもらいたいものです

地域の格差はある程度社会現象でしょうね
仕事の場がないから都会へ行くんでしょうし…
働かないと生活出来ないですもの

自分も役員していて思ったのは
役職が多くなればなるほど、時間が無くなかな手が回らない部分も
あるんですよね
気軽に相談して欲しいけど、忙しそうで話しかけられない部分も
あるのかな?と思って。
積極的に色々な行事にも参加して触れ合う機会を増やしていかない
とね。
しかしピヨ個人的に言えば、参加するにはちょっと辛いものが…
心配してくれてるのはよーく分かっていて有難いのですが
「結婚はまだ?」「早く嫁に行かないと!」と
オンパレートは結構応えるものなのです…(苦笑)
Posted by ピヨ at 2008年02月11日 19:51
うーん。生き方っていろいろあるんだから、結婚の2文字に縛られなくてもいいと思うよ。



あなたにはあなたの生き方があるんだから。

「MIMI」でこんな企画やってくれないかなぁ。

講演でもいいよな。


女性活動者・シゴトと活動、そして恋。

運動の前線で活動している方ほど活動に関わる時間が多くなると
必然的に自分の時間が少なくなるでしょう。
会議が終わる時間って大体夜の10時か・・・。
自宅に持ち帰って徹夜で作業することだってある。
休日も行事があればそれに参加し、手話指導関係の勉強だってあるし、ミーティングもあるる。それに教材作り、自分の指導スキルをアップさせなきゃなんないし、時間がいくつあっても足りない!なんて方がきっと多いぞ。

でも、そういうリスクがあると知っていて団体の役員に立候補しているんだから、
ある意味・・自己責任なのだろうけど。

それにさ・・・女性活動者って、活動者同士の出会いはいいんだけど、
普通のろう者だったら、なんか敬遠・・・って感じかな・・・・。
要するに、話がなかなか合わないってこと。

シゴトも活動も恋もうまくやっていく方法を先輩からアドバイスしてもらう・・・。
今時の女性活動者のナマの声も聞いてみたいし。

そういう企画が本当にできたら、その号は
たちまち売り切れて、増刷、増刷かもね。



Posted by カナカナ at 2008年02月12日 13:00
結婚焦ってる訳ではないんですよ…
周囲が心配してくれてて申し訳ないなぁって思ってるだけ(苦笑)

活動者同士の恋愛?
うーん…人それぞれだけど…
両方とも活動家だったら家庭は大変って聞いた事あるよ
どうなんだろうね?

イマドキの女性活動者の生の声…
結構面白そうかも♪

そうね、そういう特集が出たら買ってしまうかもですね
Posted by ピヨ at 2008年02月12日 23:35
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/82888727

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。